お金の基本

Q. ドル指数とは何か?通貨の強弱は何で決まる?

A. ドル指数とは「ドルの総合的な強さ」を示す指標だ。通貨の強弱は主に金利差・経済の強さ・安全資産需要の3つで決まる。

ドル指数(DXY)とは何か

「ドルが強い」と言っても、何に対して強いのかは複数ある。そこで使われるのがドル指数(DXY)だ。ユーロ・円・ポンド・カナダドル・スウェーデンクローナ・スイスフランの6通貨に対するドルの強さを加重平均して1つの数値にしたもので、「ドルが全体的に強いか弱いか」をひと目で示す。

数値が上がればドル高、下がればドル安だ。

通貨の強弱を決める3つの要因

① 金利差(最大の要因)

金利が高い国の通貨は買われる。お金を預けると利息がもらえるので、世界中の投資家がより高い金利を求めてお金を動かす。米国の金利が高ければドルが買われ、日本の金利が低ければ円が売られる——これがキャリートレードと呼ばれる動きで、為替を動かす最大の力だ。

② 経済の強さ

GDPが伸びている、雇用が強い、企業業績が好調——そういう国の通貨は買われる。その国でビジネスをしたい、投資したいという需要が通貨を押し上げる。逆に景気が悪化すると売られやすい。

③ 安全資産への逃避

戦争・金融危機・パンデミックなど世界的なリスクが高まると、投資家は「とにかく安全な場所にお金を置きたい」と動く。基軸通貨であるドルはその筆頭だ。かつては円も安全通貨として買われていたが、日本の低金利・財政問題が続く中でその傾向は薄れてきている。

一言で言うと

通貨の強さ=その国にお金を置いておく魅力だ。金利が高い・経済が強い・安全だ——この3つが重なるほど通貨は買われる。逆にどれが欠けても売られやすくなる。