Q. 特別会計の歳出(総額 429.5兆円)はなぜそんなに大きいのか?【2025年】
A. 同じお金が複数の帳簿に重複して記録されているためだ。重複を除いた実質的な活動規模(純計)は204.1兆円(財務省公表値)。
429.5兆円から差し引かれる2項目
① 国債の借り換え(136.2兆円)→ 実質ゼロ
古い国債が満期になると、新しい国債を発行して返済する。国債整理基金の中で「収入136.2兆・支出136.2兆」と両方に記録されるが、借金が新旧入れ替わっただけで経済的実体はゼロ。
例:満期になった100兆円の国債 → 新しい国債100兆円を発行 → そのお金で旧債権者に返済。帳簿上は巨額に見えるが、借金が形を変えただけ。
② 会計間・勘定間のやりとり(89.2兆円)→ 二重計上
複数の帳簿に同じお金が登場することで合計が膨らむ。内訳は主に2種類。
一般会計→特別会計(64.4兆円)
一般会計が国債費28.2兆・地方交付税18.9兆・年金繰入13.3兆などを特別会計へ繰り入れると、一般会計の歳出にも特別会計の歳入にも同額が記録される。
特別会計間のやりとり(24.8兆円)
特別会計どうしの資金移転も両方の帳簿に記録される。例:各特会が国債整理基金へ償還財源を繰り入れると、移転元と国債整理基金の両方に計上される。