もっと知る

Q. 特別会計として、さらに税金を取られてるの?【2025年】

A. 追加で取られているわけではない。特別会計の財源のほとんどは、すでに払っている所得税・消費税・社会保険料の中から来ている。ただし、一般会計を通らないため見えにくい構造になっているのは確かだ。

国民負担率46.2%の計算にはすでに所得税・消費税・年金保険料・健康保険料などが全部含まれている。特別会計の財源のほとんどはその中から来ているので、「特別会計があるから追加で取られている」わけではない。

ただし、特別会計の存在によって見えにくくなっていることが2つある。

① 政府の活動規模が見えない

「国の予算」として報道される一般会計は115.2兆円だが、社会保険料(約82兆円)は給与から天引きされ、一般会計を通らずに直接特別会計に入る。国+地方+社会保険を合わせた政府全体の実際の規模は約258兆円に及ぶ。

② 集めたお金の使い方が見えない

専用財布になっているがゆえに、余っていても他の目的に使えず剰余金が積み上がりやすい。国会のチェックも一般会計より手薄になりがちで、「埋蔵金」と呼ばれる使途不明な余剰が眠っているという指摘が繰り返されてきた。

つまり問題は「取られすぎ」ではなく、「集めたお金が最適に使われているか、国民が見えない構造になっている」点だ。