Q. 「高所得者ほど税負担が重い」と聞くが本当? 実際にどれくらい差があるの?【2025年】
A. 本当だ。所得税は「累進課税」——所得が高いほど税率が上がる仕組みのため、高所得者が税収に占める割合は人数比をはるかに超える。年収700万円以上はわずか全体の17%だが、給与所得者の所得税+住民税の約69%をこの層が負担している。
年収700万円以上は給与所得者全体の約17%
しかし所得税+住民税(給与所得者推計分)の約 69% をこの層が負担している。 逆に年収200万円以下(約25%)は 所得税がほぼゼロで、低所得者ほど税の恩恵を大きく受けている構造だ。「高所得者は多く払っている」は数字で裏付けられる事実だ。
給与所得者からの所得税(推計)
16.9兆円
財務省 公表値(全所得合計)
22.7兆円
差額 +5.8兆円 の内訳
財務省の22.7兆円には給与所得以外の所得にかかる税も含まれる。 給与所得者5,567万人からの推計16.9兆円との差額5.8兆円は、以下の人たちが納めた税金だ:
給与所得者からの住民税(推計)
13.9兆円
総務省 推計値(全所得合計)
14.2兆円
差額 0.3兆円 の内訳
住民税の差額が所得税(5.8兆円)より小さいのは、住民税が一律10%の比例税率だからだ。 高所得の自営業・投資家でも累進で膨らまない分、給与所得者以外の上乗せ分は少なくなる。 この0.3兆円は、以下の人たちが納めた住民税だ:
出典:国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査 · 財務省2025年度予算 · 総務省2025年度決算